XRPLのAMM修正案が承認。2024年2/14日までに導入予定

XRPScan公式発表

1/31日にXRPScanより下記のアナウンスがありました。

XRP Ledger Explorerとネットワーク分析プラットフォーム:XRPScan

AMM 修正案は賛成多数に達し、14日以内にメインネットで有効化される予定 https://xrpscan.com/amendments

特に問題などが起きなければ2/14日までにAMMがXRPLに導入されます。

AMM(自動マーケットメイカー)とは?

CEX(中央集権型取引所)などの取引所が売り手、買い手などをマッチングさせるオーダーブック方式に対して、AMMはDEX(分散型取引所)で多く採用されており、利用者は流動性プールと取引をします。

AMM(自動マーケットメイカー)オーダーブック方式
取引相手流動性プール売り手、買い手

流動性提供

ではその流動性プールに貯められているトークンはどこからやってくるのか?

もちろん自動ではありません。

この流動性プールは報酬を目的とする流動性提供者によって貯められます(この場合ETH:USDT=1:1)

流動性提供者は、それと引き換えにLPトークン(預金証明書)を入手

トレーダー達がトレードする度に手数料報酬をもらうことができ、LPトークン換金時に、ETH+USDT+手数料が換金される仕組みです。

リップル(XRP)での利用は?

Automated Market Makers
Automated Market Makers (AMMs) are an essential part of cryptocurrency, providing liquidity between asset pairs. Learn more about AMMs and the XRP Ledger.

※XRPLedger公式ページ-「Decentralized Exchange」-「Automated Market Makers」引用

自動マーケットメーカー
(AMMの修正が必要です)

自動マーケットメイカー(AMM)は、XRP Ledgerの分散型取引所で流動性を提供するスマートコントラクトです。

各AMMは2つの資産のプールを保有し、ユーザーは数式で設定された為替レートでそれらの資産間の交換を行うことができます。

どの資産のペアに対しても、台帳には最大1つのAMMが存在する。

資産ペアのAMMがまだ存在しない場合は誰でも作成でき、既存のAMMに入金することもできる。

AMMに資産を預ける人は流動性プロバイダー(LP)と呼ばれ、AMMから「LPトークン」を受け取ります。

LPトークンによって、流動性プロバイダーは以下のことが可能になります:

LPトークンをAMMのプール内の資産(手数料を含む)と換金できる。

AMMの手数料設定を変更するために投票できる。投票は、投票者が保有するLPトークンの数に基づいて比例投票されます。

AMMの取引手数料の割引を一時的に受けるために、LPトークンの一部を入札する。

プール内の2つの資産間の資金の流れが比較的活発でバランスが取れている場合、手数料は流動性プロバイダーにとって受動的な収入源となります。

しかし、資産間の相対価格が変動すると、流動性プロバイダーは為替リスクで損失を被る可能性があります。

つまりは、XRPと例えばUSDTをペアにして、LPトークンをもらい、手数料収入を得ることができるかもしれないということ。

XRPL Sologenicが第一波か?

さまざまなXRPLプロジェクトの母艦とも言えるSolgenicが2/2日に下記のポストを投稿

ソロジェニックは準備ができている。

XLS-30の承認が間近に迫り、最初のAMMが#XRPLに登場します。

本番が始まったらお知らせしますので、いち早くソロジェニックDEXで直接その能力をお試しください。

🛎 http://sologenic.org/xls-30

既存具体例(エノシス)

現在フレアネットワークス上で展開しているDapps(分散型アプリケーション)のエノシスというプロジェクトがすでにAMM構造を利用しており、LPトークンを使用した収益化にも成功しているので、興味ある方は上記をご参考ください。

変動損失について

流動性提供には、インパーマネントロス(変動損失、一時的な損失)というものがありますので、下記をご参考ください。

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