リップルニュースリップル社出資のマネーグラムが新たに提携
6月4日アメリカ大手送金業者のマネーグラムが新たにイスラム圏の最大手銀行AI RAjhi Bankと戦略的提携を発表しました。
2020年6月4日送金の世界的リーダーであるマネーグラム・インターナショナル(MoneyGram International, Inc. (NASDAQ: MGI)は本日、イスラム圏内の最大手銀行であるアルラジ銀行、およびアルラジ銀行の送金部門であるタフウィール・アルラジと戦略的パートナーシップを締結し、サウジアラビアで送金サービスを提供することを発表しました。
このパートナーシップは、世界最大の送金市場の一つであるサウジアラビアにおいて、顧客の強力な成長を可能にします。
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アルラジ銀行は、総資産額9兆5000万円ほどの顧客資産を管理しています。
サウジアラビアでは個人の国際送金が盛んに行われています。
世界銀行のデータによりますと、
同国には1100万人の移住者がいて、
年間3兆6000万円に相当する金額を送金が行われてて、
世界における2番目に大きい送金市場です。
一番左のマネーグラムCRO(最高リスク管理責任者)のグラントラインズは、
「マネーグラムは過去数ヶ月で、インドやエジプト、パキスタン、フィリピンなどの国・地域で複数の地元金融機関と提携関係を締結していた。
同社CROを務めるグラントラインズ氏は、「これらの市場はサウジアラビアからの主な送金先であるため、今回の提携は、これまでの戦略投資を資本化する重要なマイルストーンとなる」
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今後リップル社出資のマネーグラム買収か?
先日、アメリカ大手送金業者ウエスタンユニオンが、マネーグラムに買収を提案したことがブルームバーグに報道されました。
買収提案に関してはまだ公開されていない情報で、事情に詳しい情報筋によると、
「現段階では、最終決定はされていない。
もちろんウエスタンユニオンが取りやめる可能性もある」
とコメント。
この報道で、マネーグラムの株価が30%も高騰しました。
マネーグラムは、リップル社のODLでXRPを利用していて送金サービスも提供している。
ウエスタンユニオンは、リップル社の送金システムを過去行ったことがあり、リップルネットにも加入しているので、この企業が合わさるとかなり強いかと。
いつまで?将来リップルのXRPが利用されるのか予想
マネーグラムのCEO(最高経営責任者)のアレクサンダーホームズ氏は、CNNのインタビューにてコメントしています。
※CNN(1980年に世界初の24時間放送するニュース専門のチャンネルとして設立されたアメリカのニュースチャンネル)
リップル社のODLの取引量が上がっていくのはいつ頃なのか?
実際には「何が」ODLを使った送金を阻んでいるのか?
についての答えになります。
キャスター:
メキシカンペソとアメリカドル間の為替の約10%がODLで行われていると言っていまいしたが、どれだけ早く割合を増加することができるか、例えば50%になるまでどれくらいの時間が、もっと言うと100%になるまでどれくらいか。
こうして規模を拡大し続けていく計画なのでしょうか?
CNN
アレクサンダーホームズ:
私たちは7月の終わり頃にリップルのプラットフォームを使って稼働し始めました。
そしてその取引量は開始した時からの累積で、つい先日1億ドルを超えました。
CNN
アレクサンダーホームズ:
リップルがやろうとしていることの面白いのは、人々や企業がどうやって銀行や他の方法でまとまったお金を動かすかという点で、彼らは古いプロセスや銀行送金、Swift送金を崩そうとしているところです。
今現在起こっていることは、こうした市場がまずは形成されなければいけないということです。
CNN
アレクサンダーホームズ:
リップルはODL(On Demand Liquidity)というプラットフォームがあり、私たちは私たちの顧客をそこに通そうとしています。
しかし、他のどの市場とも同じように、そこには買い手と売り手が存在する必要があります。
もし、私たちが売買をするのであれば、売買に応じてくれる相手が必要なのです。
CNN
アレクサンダーホームズ:
そうした意味で、先ほどの質問に答えるのは少し難しいのです。
なぜならどれだけ早く他の参加者がこのODLに参加し、適応しはじめるか、どれだけ多くの国にアクセスできるようになり、どこにアクセスできるようになるかによるからです。
ですので、これはある意味、規模の問題なのです。
より多くの買い手と売り手がいればより効率的な市場になり、そうすることでより多くの取引を実行することが可能になります。
CNN
アレクサンダーホームズ:
私たちマネーグラムは今行っているように、イノベーションの限界を広げていこうとしているという点でとてもワクワクしています。
私たちはもっとこのODLへの参加を増やしていきたいと考えています。
しかし、どれだけ私たちが取引をできるか、どれくらいの時間がかかるかというのが他の市場参加者の参入スピードによって、決まってきます。
CNN
キャスター:
なるほど。
マネーグラムの参入規模は、リップルがどれだけ逆の取引をしてくれるであろう銀行や他の金融機関を参加させることができるか?ということにかかっているということですね?
CNN
アレクサンダーホームズ:
まさにその通りです。
もし私がオーストラリアドルやフィリピンペソを買いたいと思っていたら、他の誰かにこれらを売ってもらわなくてはいけません。
CNN
過去のSWELLで、リップル社のガーリングハウスCEOがアレクサンダーにODLを利用した送金の拡大を妨げているものは何か?
という質問に対して、
まだ「技術が新しいから」という答えから始めて、効率的に送金を行うには、
買い手と売り手が両方必要だということを同様指摘しています。
というように、実際にXRPがどんどん拡大して価値を上昇させていくためには、
たくさんの企業や銀行などにバンバン採用され続けることが必要という訳ですね。
1.今回のマネーグラムとアルラジ銀行との提携。
2.ウエスタンユニオンのマネーグラム買収の計画。
などなどは、リップル社にとって重要な前進ということがお分かり頂けましたでしょうか?
ある程度の規模になった時に一気に拡大していくかもしれませんね^^
楽しみです。
本日は以上になります。