今回は、今話題を呼んでいる仮想通貨ファイルコイン(Filecoin)について取り上げさせて頂きました。
まだ上場してはおりませんが、2つの大きな取引所に上場予定です。
基本的には入手困難な通貨なのですが、マイニングファームをレンタルすることで手に入れることが可能。
今回はファイルコイン(Filecoin)とはどういったプロジェクトなのか?
どれくらい期待されているのか?どうやったら購入、入手できるのか?
など具体的に解説しておりますので、是非最後まで御覧ください。
ファイルコイン(Filecoin)最新情報
インタビュー動画公開:2020年7月21日
・参加企業
・TOMORROW(トゥモロー)社「マイニングプールのデベロッパー」
・NONENTROPY(ノーネントロピー)社(マイニングマシンメーカー)
・SIGOOT(シグート)社会(ストレージレンタル契約企業)
・NEXTMONEY(日本の大手仮想通貨メディア)
TOMORROW社とNONENTROPY社の登場人物は、左から
・逆熵科技(NONENTROPY) CTO Travis
・逆熵科技(NONENTROPY) CIO 苏敏捷
・毛球科技(TOMORROW)共同創業者、副総裁兼逆熵科技(NONENTROPY) COO翁梓耀
・逆熵科技(NONENTROPY) CEO 頼志宇
・逆熵科技(NONENTROPY) CSO JUNYAO REN
中国のFilecoin市場の環境、マイニングレンタル日本販売元のSIGOOT社との関連性などについても質問に答えて頂いています。
下記動画内容引用。
Q,トゥモローがIPSFに関与していないというIRを出したのは何故か?
※IRとは、(Investor Relations:インベスター・リレーションズ)企業が株主や投資家向けに経営状態や財務状況、業績の実績・今後の見通しなどを広報するための活動を指します。具体的な活動としては、決算説明会や各種説明会を開催したり、企業によっては独自のIR活動を行っているところもあります。
A,トゥモローは中国国内、特に四川省において影響力があり有名な企業である。最近、トゥモローの名前を使って無断でマイニング詐欺を行なっているグループがある。被害者がトゥモローの会社にいって事件になったことがあった。詐欺が行われないようにIRを出した。広告宣伝部がウィーチャットに、ウォン氏が作った文章を掲載。その文章の最後にはIPSFプロジェクトを否定しているわけではない、今後IPSF事業に関わる可能性はある、と文章に記載している。このIR情報を事前に日本のパートナーに報告していなくて、申し訳ありません。
今後日本でも気をつけてほしいのですが、このような中国と同じように「トゥモロー」という名前を使って無断で使ってマイニング事業でお金を調達しているというものがあれば気をつけてください。
Q,日本のユーザーがトゥモローの公式チャットに問い合わせが、IPSF事業を行なっていないと回答したのは何故?
1、トゥモローは四川省政府と組んでいる、パートナー企業であること。
2、トゥモローの資金調達において、株主がいたり資本計画がある。
また、メインネットが公開していないプロジェクトに参加することは、後ろにいる政府や株主のことを考えて、できないと返答している。さらには、トゥモローは2020年後半〜2021年初にIPOを控えている。ナスダックも検討したが、トランプ政権との揉め合いで、中国企業はアメリカのIPOは全面的に禁止されている。これは各々の国の関係姓が改善されてからになるが、どちらにしろアメリカにしろ、中国にしろIPOの審査が通りやすいのは1つの分野に集中していること。会社の焦点を絞っていること。なので多分野に事業をしていると見せたくない。
Q、シグートとトゥモローの関係性は?
A、シグート、トゥモロー、ノンエントロピの3社は、提携協力関係にある。マイニングを日本で展開する時に日本ユーザーに声を届けるようにする為に組んでいる。それによって、日本と中国に対して技術、マーケティングの面で良いシステムができればと考えている。
Q、日本のファイルコインコミュニティに向けて一言
A、ファイルコインのロジックを学習してもらいたい。質問の中にビットコインマイニングの影響を受けた声が多い。ファイルコインのマイニングはビットコインよりも複雑なので、それに関しては日本と中国の技術者の共同セミナーの動画があるので、それを見て言っていることを理解してもらえると助かります。また、研究開発の成果を皆に共有しているが漏れないようにして欲しい。
・中国では企業を検索するアプリがある。
・IPSFを研究している企業が12,000社ある。
・ほとんどが最近の会社である。
・色々なところにいって、研究成果を盗む。
日本にはそんな人はいないと思いますが、ノンエントロピ、トゥモローのところには毎日のようにマイニング業者がユーザーと偽って潜入し、質問をしたりして盗む。
マイニングの研究成果がばれないようにして頂ければと思います。
最後に、ファイルコインのマイニングにおいて我々は、ダントツの技術の優位性を持っている。
それは、中国の競合他社も十分かっているので、探られているが、日本でも漏れることのないようにお願い致します。
https://ipfsjapan.org/
ファイルコイン(Filecoin)とは?
プロジェクト内容は、ブロックチェーン技術を活用した分散型ストレージ。
簡単に説明をすると、パソコンやスマホなどで余っている容量をユーザー同士が貸し借りを行います。
余っている容量を提供し、その代わりにファイルコイン(Filecoin)をもらうことが可能。
グーグルクラウドやI-Cloudのようにすでに容量を提供するサービスはありますが、いずれも中央集権型のサービスですが、ファイルコイン(Filecoin)はユーザー同士が直接やりとりすることができる分散型プラットフォームです。
ファイルコイン(Filecoin)のプロジェクトは、基幹技術であるIPFS(InterPlanetary File System)を利用して、P2Pのクラウドストレージサービス(インターネット上のファイル共有サービス)を構築します。
すでにIPFSを採用する企業は多数登場しており、代表的なのがNetflixやGoogleなどのテクノロジーの大物です。
ファイルコイン(Filecoin)のプロジェクトメンバー
ファイルコイン(Filecoin)はProtocol Labs(プロトコルラボ)という会社によって運営されています。
CEOのジュアンベネット氏はスタンフォード大学卒業。
また、モバイルゲーム会社のLokiStudiosのCTOも務めていました(YAHOOに買収)
IPFS(InterPlanetary File System)のピアツーピアの分散型ウェブプロトコルおよびファイルストレージネットワークの作成で最も認知されている人物です。
ファイルコイン(Filecoin)基本情報
・トークン名称:Filecoin(ファイルコイン)
・ティッカーシンボル:FIL
・公開月:2017年9月
・コンセンサスアルゴリズム:Proof of Storage(プルーフ・オブ・ストレージ)
・最大供給料:20億FIL
・マイニング枚数:14億FIL
・運営発行元:Protocol Labs(プロトコル・ラボ)
ファイルコイン(Filecoin)公式サイト
公式サイト:https://filecoin.io
ホワイトペーパー:https://filecoin.io/filecoin.pdf
Twitter:https://twitter.com/minefilecoin
Telegram:https://t.me/filecoin
Facebook:https://www.facebook.com/MineFilecoin/
GitHub:https://github.com/filecoin-project/
214億円の資金調達に成功したファイルコイン(Filecoin)
ファイルコイン(Filecoin)は公開後、約1時間で2億ドル(約214億円)の資金調達(歴代資金調達額2位)を成功させました。
そしてもうひとつ注目べきところは、ICO実施の際の参加基準がとても厳しかったこと。
条件は、
総資産額1億ドル(日本円で約107億円)以上の投資家
もしくは、
年間で20万ドル(日本円にして約2140万円)以上の利益を出した投資家
上記の人しか参加することができませんでした。
実際に参加できたのは、当然ながら個人ではなく、ウィンクルボスキャピタル、アンドレッセンホロウィッツキャピタル、デジタルカレンシーグループ、セコイアキャピタル、Yコンビネータ、コインベース、スカイプ、スタンフォード大学、などの仮想通貨関連のキャピタルから、シリコンバレーを代表するような機関投資家達が参加しました。
その後、順調に開発を進めていって、今年の2020年8月にメインネットをローンチ予定。
ファイルコイン(FILECOIN)の上場予定先
1つ目は仮想通貨取引所のGEMINIです。
取引サービスを開始する予定ということを公式ブログにて公開(2020年2月25日)
ファイルコイン(Filecoin)のICO投資家としても参加していたWinklevos(ウィンクルボス)が運営する取引所になります。
ブログ内で下記のように言及していますね。
保管サービスに加えて、私たちはニューヨーク州金融サービス局(NYSDFS)と緊密に連携して、お客様にFilecoin取引を提供するための承認を取得しています。この暗号通貨をプラットフォームに追加し、暗号通貨を通じて個人に力を与える私たちの使命を継続できることに感動しています。
そしてもう1つはコインベースカストディです。
こちらもブログで配信されていますね(2020年4月30日)
親会社のコインベースは、仮想通貨ベンチマークサイトコインマーケットキャップで3位の大型取引所になります。
プロジェクトがメインネットローンチを実施(8月予定)次第、同社のカストディサービスでの取り扱いが提供されるとのこと。
ファイルコイン(Filecoin)を入手する方法
ファイルコイン(Filecoin)は基本的には総資産額1億ドル(日本円で約107億円)以上の投資家もしくは、年間利益20万ドル以上(日本円で約2140万円)以上の利益を出した投資家というどちらかの条件をクリアした投資家のみがICOで購入することができましたが、それ以外で入手する方法は先物市場で入手するか上場するまで待つしかないです。
ですが、ファイルコイン(Filecoin)を上場前に手に入れる方法があります。
それがマイニングレンタルです。
ファイルコインマイナー(FILECOIN MINER)とは?
2020年6月、日本でファイルコインをマイニングできるサービスが公開されました。
・ 運営:Sprout Systems Co., Ltd.
・ 日本向け販売元:株式会社SIGOOT(シグート)
マイニングストレージを提供している「FILECOIN MINER」
マイニングファーム自体は、中国の福建省福州市(フッケンショウフクシュウシ)に置き、ファイルコインの採掘に備えています。
FILECOIN MINERはマイニングマシンメーカーと提携
・中国のマイニングマシンメーカー:NONENTROPY社(逆熵科技有限公司)
・ マイニングプール建設:TOMORROW社(毛球科技有限公司)
2社と共同で開発したFILECOIN MINERは、最先端のデータセンターに24,960TBのストレージを備えています。
NONENTROPY社は、ブロックチェーンの分散ストレージを専門とするテクノロジー企業。分散システム、ブロックチェーンコンセンサスメカニズム、データストレージなどの技術の蓄積に加え3年以上にわたりIPFSの研究、テスト、 改善をProtocol Labsチームと共に重ねてきたことにより、ファイルコインノードの設計、構築、管理に関して世界最高の技術と経験を持つ。
四川省成都出身の実業家・投資家である王明流が2017年に設立した、ブロック チェーンの基盤インフラ構築のサービスを提供会社。ダム事業や、ダムによる安価な電力を利用してのビットコインマイニング事業などを手掛けています。
FILECOIN MINERのマシン性能
ファイルコイン(FILE COIN)は、2020年の2月、「Filecoin Testnet 1」を公開。
2020年5月15日に「FilecoinのTestnet2」が公開され、80社のマイナーが参加。
テストネット2でのマイニング性能の実績データは、競合他社と比較して、2.5倍〜3倍の効率性を実現していることを証明。
FILECOIN MINERスターターキット
現在このマイニングマシンに投資を行うことができます。
【公式情報】
FILECOIN MINERスターターキット販売プラン
【購入プラン】
・スタータープラン:98,000円/1年
・スタンダードプラン:245,000円/1年
・プレミアムプラン:980,000円/1年
・クラウンプラン:1,960,000円/1年
・プライベートプラン:4900,000円/1年
・ファウンダープラン:9800,000円/1年
いずれも1年契約となり、2年目以降のプランについては現在のところ未定。
リリースは2020年7月を予定されており、スマホアプリとセキュリティーカードにて運用するようで、このファイルコインのツールで出金までのを対応しているとの事です。
2020年6月に募集された分は第一期募集分として完売。
2020年7月14日より第二期の募集が開始しています。
中国市場でもマイニングマシンの募集がされていて、2020年の9月の上場予定までにはすべて完売になる可能性が高いようですね。
プロジェクトの可能性を感じて投資してみたい方は、スタータープランで参加してみるのも良いかもしれません。
※あくまでも投資商品になりますので、参加される方は余剰資金にて無くなっても生活に支障をきたさない程度にするようにしましょう!
まとめ
・今回は、ファイルコイン(Filecoin)とは何なのか?
・ファイルコイン(FILECOIN)の上場予定先
・ファイルコイン(Filecoin)を入手する方法
・ファイルコインマイナー(FILECOIN MINER)とは?
についてまとめさせて頂きました。
まだ上場前ということもあり、先行者利益を取れる可能性は高いと思います。
しかしながら本文中にも記述しましたが、投資商品であることには違いないので、あくまでも参加される方は余剰資金で入って頂き、リスクヘッジをしておくことが重要。
何か御不明点ございましたら、LINE@にご連絡ください。
最後まで読んで頂きありがとうございました。