リップルニュース速報!リップルネットクラウド誕生
2020年5月27日リップル社の「Ripplenet Cloud」が
ローンチしました。
クラウドサービスってそもそも何?
例えば、あなたがピザを宅配で電話で注文したとします。
すると、30分ほどすればあなたの自宅にスタッフの方が配達してくれます。
ここで少し不思議なことがあります。
ピザが届けられるまで、ピザ屋さんを見ることがありません。
ピザ屋さんがどこにあるのか?
どんな場所で焼かれているのか?
こういった事が分からないまま注文していますね。
「どこにあるのか?」「どんな場所で作られているのか?」「どこの人が作業しているのか?」
このような「どこ?」が分からなくても利用できるサービスがクラウド・サービスになります。
従来のコンピューターの利用形態は、手元のパソコンの中にあるソフトウェアや、データを利用していましたが、このクラウドサービスは、自身のパソコンにない、別の場所でソフトウェアや、データを利用することができます。
リップル公式ホームページでのリップルネットクラウドについて
リップルの公式サイトでは下記のように述べております。
クラウドサービスに早い段階で切り替えを行った金融機関は、これまで以上に強力な世界に足を踏み入れようとしています。
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銀行や金融機関は、過去10年のクラウドテクノロジーの拡大と成熟により、クラウドを採用するか、競合他社に取り残されるかの選択肢に直面しています。
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コロナから学べることがあるとするならば、改善された商品が必要ということです。
世界的な経済危機は、本格的なクラウドサービスがその役目を証明しています。
現に、マイクロソフト社は、社会的距離が強制されている地域でのクラウドサービスが大幅に増加したことを報告しました(イタリアで1ヶ月間のユーザー数が775%増加、1日の利用者数4400万人超え、オンラインサービスは1週間で毎日9億回を超える会議と通話を記録)
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銀行の未来はリップルネットクラウドです。
リップルネットクラウドを利用すれば、顧客は全ての顧客間で共通のRipple Payment Object(RPO)を使用し、支払いを行えます。
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リップルネットクラウドを利用すれば、顧客は従来よりも5週間早くサービスを開始することができ、システムの維持や雇用が不要になるため、インドユーザーへの支払いを高速化することができます。
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リップルネットクラウドは、テクニカルサービスチームを24時間365日の監視とサポートに活用しているので、ハードウェアと人材管理の経費を金融機関に節約します。
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リップル社ナビングプタ氏国際送金について言及
リップル社の東南アジア、中東、北アフリカ担当マネージング・ディレクターのナビングプタ氏は、ニュース通信社ダウ・ジョーンズとアメリカの大手テレビネットワークのひとつNBCが共同設立したニュース専門放送局CNBCのインタビューにて下記のように答えています。
現在は、国際送金は銀行によって支配されています。
それを100%変えるのが、私達の求めていることです。
行うことは仕組みの経路を変更することです。
仮想通貨XRPは、オンデマンドで流動性を提供するためのブリッジアセットです。
送金が高い理由は、無駄なものを使っているからです。
そのコストが取り除かれると、ノストロ口座を排除して、必要に応じて資金を調達できるようになります。
顧客により安価にサービスを提供することができるようになります。
リップル社のリップルネットクラウドは、過去3年前から計画されていた
上記は、2017年3月2日の仮想通貨メディアサイト「Coindesk」の記事です。
リップルと東京を拠点とする金融サービス会社であるSBIホールディングスとの合併事業であるSBIリップルアジアによって発表された技術は、実際にインストールをしていない場合でもリップルのテクノロジーを活用することができるようになりました。
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RC Cloudは、エンタープライズ・ソリューションをクラウドに配置する製品で地域の銀行がAPIを使用してソフトウェアに接続し、インストールせずにソリューションにアクセスできるようにします。
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すでにリップル社は、3年も前からすでに仕組みのテストを行っていたということです。
テストは成功し、2017年12月6日は、「RCクラウド2.0」として実装されました。
ある程度クローズドだった「RCクラウド2.0」から基盤となる「リップルネットクラウド」が開始されるというわけです。
リップル社は、このタイミングでクラウドを導入した理由については、
下記のように説明しています。
新型コロナの世界的感染の状況は企業に業務をデジタル化させている。…
これまでオンプレミス型の運用は様々なコストがかかってしまうが、クラウドの導入で管理コストは大幅に削減できる。
また、リップルのオペレーションチームがクラウドのインフラ保守や、アップグレードを代わりに行い、金融機関などの企業がそれらの手間やコストを省けるため、顧客はより安価な送金サービスを利用できるようになる。
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銀行や金融機関というのは、電力会社などと同様、一部のメガバンクなどが業界を牛耳っていて、変化は一般的な企業などとは異なりゆっくりしていると言われています。
今回のこのリップルネットクラウドが世に出て、中小からでも広がっていけば、それが「実績」となって大企業を動かす理由になるのではないでしょうか?
今後に注目ですね
本日は以上になります。