1000億枚も発行してリップル社はぼったくりでやばい
これは間違いですね。
ビットコイン(BTC)の発行枚数は2100万枚。
リップル(XRP)の発行枚数は1000億枚。
5000倍の差があるように思われますが、両者の扱える最小単位は、
1BTCの1億分の1(satoshi)
1XRPの100万分の1(drop)
100,000,000,000,000,000(10京) drop = 1000億 XRP
2,100,000,000,000,000(2100兆) satoshi =2100万 BTC
リップルの扱える最小単位が少ないので、
実際には50倍ほどになります。
そもそも発行枚数と価格上昇の因果関係はありませんが、
発行枚数が多いから「価格が上がらない」と言っている方は、そもそもこのことを知りません。
リップルのXRPは中央集権なのでオワコン
XRPが中央集権ではないか?
と勘違いをしている人がいます。
まず、
・システムが技術的に分散されているか?
・技術を統括する人物がいるかどうか?
を混同してしまっている人がいます。
例えば、上記のファイル共有ソフトの「Winny」。
こちらは開発元がありますが、技術はP2Pを利用していて分散化されているシステムになります。
それは、ただ発行元が存在しているというだけです。
では、「分散型」という意味でリップルの台帳XRPLedgerは分散されているのでしょうか?
ワーレン・ポール・アンダーソン:
他の殆どのブロックチェーンとは違い、少ないコストで、
XRPのユーザーはどのバリデータを信頼するかを選択することができ、いつでも大多数のバリデータを信頼するのをやめることが可能です。
上記は、リップル社の開発部門の責任者のウォーレン・ポール・アンダーソンの言葉です。
ちょっと難しいと思いますので、簡潔に説明しますと、
リップルの分散型台帳には、送金を許可して台帳に記載するユニークノードリスト
(バリデータ)という方々が存在します。
この方が承認をしないと台帳には記載されません。
この方達を誰にするのか?
ということを
自由にユーザーが決められるということですね。
ビットコインのPOWは大きなハッシュパワーを持つ、4つのマイニングプールによって、実際は占有されています。
これは、ユーザーが勝手に選択することはできません。
それに比べてユーザーが選ぶことができる
リップルの分散型台帳のXRPLederは分散化されていると言えます。
リップルのXRPはプレマインだから詐欺でオワコン
これも間違っています。
プレマインというのは、新規仮想通貨のマイニングが公開される前に、発行者が新規発行仮想通貨を受け取ることができる仕組みのことを言いますが、
そもそもリップルのXRPはマイニングがありません。
リップルの分散型台帳のXRPLedgerが作成された時に、1000億XRPが発行され、それ以上のXRPが発行されないようにリップル・プロトコルによって数学的に保証されています。
リップル社がXRPLedgerの手数料で儲けているからやばい
これも間違い。
ビットコイン(BTC)は、取引手数料が結果的にマイナーに支払われる仕組みになっていますが、
リップルでいうマイナーの上記バリデータの方に手数料は支払われません。
リップル(XRP)のわずかな手数料1drop(0.000001XRP)は完全にバーン(減価償却)されて無くなります。
The transaction cost is not paid to any party: the XRP is irrevocably destroyed. Since no new XRP can ever be created, this makes XRP more scarce and benefits all holders of XRP by making XRP more valuable.
引用:XRP Ledger Dev Portal
和訳:
取引コストはどの当事者にも支払われず、XRPは完全に破壊されます。
これはXRPをより希少にし、XRPをより価値あるものにすることでXRPのすべての保有者に利益をもたらします。
リップル(XRP)には3秒間のボラティリティリスクがあるため国際送金には使えないためオワコン
もし仮にそうだとしても、従来の国際送金では3秒どころか、数日、長ければ1週間かかることもあります。
その間の為替変動のボラティリティリスクはどうなるのでしょうか?
この事については、リップル社は次のように述べています。
リップル社:
「我々はクロスボーダー決済にXRPを使用すると3秒間のボラティリティリスクが発生するという話をしています。現実には、あなたは数日間かかる法定通貨を用いた伝統的な送金を行うときにもっと大きなボラティリティに晒されています。」
従来の国際送金のほうがボラティリティリスクが高いと。
上記は、2019年10月にリップル社がXRPと法定通貨どちらがリスクが高いか公開したものになります。
3つの場合について検証されました。
1.直近1ヶ月(9/1〜10/1)
2.価格上昇期(2018/12/13〜2018/12/27)
3.価格下落期(2019/1/1〜1/31)
「XRP = 3-day Fiat」はXRPが3日間の国際送金と同じになる場合で、上昇期では1時間、下落時では5時間かかると分かりました。
「XRP 1-minute/Fiat 3day」は逆に1分間のXRPの送金と同じになる国際送金の場合で、上昇期では2時間、下落時では1時間かかり、国際送金が1〜2時間の速度にならなければ同じパフォーマンスが出ないと結論付けました。
ガーリングハウスCEOは結果、XRPの送金によるボラティリティは最大8%で、ボラティリティの違いは両者で1/10にも満たないと結論。
つまりは、国際送金もXRPの送金もボラティリティリスクという点ではほぼ変わらないということですね。
ましてや送金スピードに関してはXRPの方が圧倒的ですので、XRPを採用しない理由はなくなります。
今後さらに銀行からの採用は進んでいくことでしょう!
今後もXRPに注目ですね^^