リップル(XRP)のインターレジャー(ILP)の仕組みとは?
インターレジャーは、異なる台帳間で取引を可能にする仕組みです。
例えば、送金主と受け取り主両方とも「みずほ銀行」であれば、数字を変更すればいいだけなので特別な技術はいりません。
これが、国も違う、通貨も違うとなったら簡単にはいきません。
これを解決させるのが、リップル(XRP)のインターレジャーという仕組みになります。
様々な異なる価値の移転を可能にします。
例えば、デビットカード、クレジットカード、モバイル決済、銀行、各々決済システムはバラバラですが、こういったものも統一できるようになる、画期的なシステムになります。
コネクター
コネクターが実際に異なる国や通貨などの中継になって価値の交換を行います。
ILPレジャー
ILPレジャーの中に実装されているエスクローが互いの信用を担保して取引してくれます。
たとえば、ヤフーオークションの例で言うと、商品を送ったのに入金されない、入金したのに商品が届かないということを防止するために運営がエスクローとなり代金を預かったりします。
それと同じです。
送金
インターレジャーでの送金は2ステップになります。
1.送金元→エスクロー→コネクター
2.コネクター→エスクロー→受取人
上記はボブからアリスへの送金モデルになりますが、
ボブの送金をボブのエスクローが一旦保管して、コネクターがアリスのエスクローにお金を送らないと全体の動きが起こらない仕組みになっています。
国際送金の国際送金
上記を利用すれば、円をドルでアメリカの銀行に送り、さらにそこからユーロで送金をするといったことも可能になります。
複数のコネクターを利用して目的の相手に資産を送り届けるのがインターレジャーの送金の仕組みです。
送金アドレス
g.eu.banks.bank-c.alice
上記のようなものが、アドレスです。
これによって、アリスへの送金先がヨーロッパのC銀行だと識別することができます。
ネットワークで繋がっていても、間違ってもアメリカのクロエには送金されません。
レジャーに含まれる資産は1つ
レジャーのエスクローは基本的には一つの通貨しか扱えません。
ですので、BANKBが2つの通貨を扱う場合は、2つのレジャーが必要になります。
また、コネクタは負担が大きくなりますが、技術的には特に問題はありません。
インターレジャーはこのように今まで規格が違う為にできなかった資産の移動、送金、決済を標準化することで、素早い資産の移動、送金、決済が可能となっています。
これが「価値のインターネット」と言われています。
本日は以上になります。